VIII抗HIV薬の副作用

10.その他注意すべき薬剤について

 LPV/rは、頻度不明であるが、徐脈性不整脈(洞徐脈、洞停止、房室ブロック)が発現することが報告されている77)

 スルホンアミド基を有するDRVの使用においては、スルホンアミド系薬剤(例えばST合剤等)に過敏症の既往歴のある患者で交叉過敏症があらわれる可能性があり注意が必要である。

 RAL, DTG投与例では、クレアチニンキナーゼ上昇、ミオパチー、横紋筋融解症が報告されている25, 78, 79)。急性腎不全等の重篤な腎障害があらわれることがあるので、観察を十分に行い、このような症状があらわれた場合には直ちに投与を中止することが必要となる。

 ATV投与では胆石症の報告もあり、腎結石との関連が報告されている80, 81)

 DTGは、ボツワナで実施されている観察研究から得られた予備的データによると、受胎時にDTGを服用していた妊婦から生まれた児において、神経管欠損リスクが上昇する可能性があることが示唆されている82, 83)。DHHSガイドラインでは、さらなる情報が得られるまで、DTGは、妊婦および受胎後12週以内の女性、妊娠可能で性交の機会があるが効果的な避妊を行なっていない女性、あるいは妊娠を計画する女性への使用は推奨されないと記載されている25)

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