V初回治療に用いる抗HIV薬の選び方
7.妊娠の可能性のある女性及び妊婦に対する抗HIV薬の選択について
女性で抗HIV薬を開始する前には、妊娠の有無について確認する。抗HIV薬開始前には、本人が決定できるようにカウンセリングが適切に提供されるべきである75)。
HIV陽性の全ての妊婦は可及的速やかに抗HIV薬を開始すべきである3)。
- DTGについて
受胎時にDTGを内服していた女性において出生異常(神経管欠損)のリスクが高まる可能性76)が2018年に報告され、最終的にはDTG以外の抗HIV薬を内服していた場合と比較してやや高率であるものの統計学的有意差がないという結論に達した77, 78)。DHHSでは挙児希望のある場合を含んだすべての時期の妊婦にDTGを推奨している75)。EACSでは妊娠8週以降で推奨している4, 48)。 - TAFについて
DHHSではTAF を代替薬として位置付けている75)。EACSでは妊娠14週以降でTAFの投与を推奨している4, 48)。 - 妊婦において推奨されるのはABC/3TC、TDF/FTC、TAF/FTC(上記参照)、3TC+TDF+RAL (400mg 1日2回投与)、DTG(上記参照) 、 DRV+rtv (1日2回投与)、ATV+rtvである75)。